スーパーロボット大戦X-Ω/魔装イベ1/感想(前) - 3/5

シナリオ3

――新規参入組(リューネ&ミオ)へのウェンディお披露目の巻。私は無印第四次のミオの放送コードギリギリの大暴走ネタで彼女の大ファンになった人なので、魔装機神での控えめな毒吐き程度に収まる彼女では物足りなくて仕方がありません。あれはやっぱり業界団体からクレームがあったんですかね。権利の問題でしょうか。それとも企業ガバナンス的な問題?若い世代に理解されないネタだってだけなら、新しく別のネタを挿入すればいいだけですし。

ウェンディ

こちらもちょっと年齢相応グラになった気が?
29歳って言われれば29歳に見えますよね!

ただ、このイベントだけだとウェンディがマサキを好きな理由がわからないんですよね。しかも、彼女がマサキのことを好きらしいということが何とか伝わるかな?ってぐらいの匂わせ。そこはもうイベントの尺の都合上仕方がないとは思うのですが、LOEでも私は彼女が何故マサキに惹かれたのかがさっぱり理解出来なかった人なので、そこの部分のフォローが欲しかったところです。
EXや四次のマサキは、説明役に回ることが多かったこともあって、年齢よりは大人びた感じがありました。そういったマサキだったら或いは、と思う部分もあるのですが、LOEのマサキは年相応だなと感じる場面が多いですし。(個人的には、むしろ幼いと感じる部分が増えたと感じたぐらいで)
LOEでもう少し大人びた部分をマサキが見せてくれていれば、『きっと精神年齢が釣り合っているのだな』と思えるのですが(世の中の年の差カップルというのはそういうものですよね)、ゲームで描かれている部分を見る限りそうではないようなんですよね。このふたり。共通の話題もなさそうですし、うーん。

あの人、とウェンディがマサキのことを言うからには、ウェンディはマサキを上として見ているってことですよね。あの子、と呼ぶならその気持ちを理解できそうな気がするのですけど。

※「二十四人のビリー・ミリガン」の大ヒットによって、解離性人格障害(現:解離性障害)の認知度が上がり、社会にちょっとしたムーブメントを起こしていました時代に出たのが魔装機神LOEです。日本での解離性人格障害の治療者の第一人者である町田氏はテレビで引っ張りだこでした。私も当時はかなり氏の著作を読ませていただいたものです。(ただ、評価しているかと聞かれるとそういったことはないのですが……)
そういった時代背景があってのウェンディ&テューディという設定ではなかったかと、私は個人的に思っています。