シナリオ8
――ロドニーがシュテドニアスを制したことがわかると同時に、王都近くにヴォルクルスの分身が登場するというシナリオです。
後半のオカルト(スピ)用語の氾濫は、小学生の頃にオカルトに嵌ってアレコレやった身としましては、黒歴史をほじくり返されているようで非常に見ていてしんどいものでした……あ、でも流石に「ムーで前世の仲間を探す」なんてのはやってませんからね!白魔術を使う為に身を清浄に保ったりとか、チャクラを開くために呼吸法を実践したりとか、ヒランヤのネックレスを購入したりとか、精々そんなものです!←
ロドニー
そうだ!ロドニー!いましたいました!大好きでした!
今の今まで忘れていてごめんなさい、ロドニー。でも本当に、EX当時は大好きでした。
どこの誰だか知らないけれど、誰もがみんな知っている。ひょっとこ仮面、見参!そうよこの活躍よ。懐かしい!ゾラウシャルドを失脚に追い込んだ男。やったねおっちゃん!ってゲームやっててガッツポーズしましたねえ。
シュウ
大変に失礼なことを書いてしまいますが、長台詞を話しているシュウっておっさん臭を感じませんか?何でなんだろうなあ、と考えてみたのですが、この立ち絵の影響が6割はあると思うんですよ。なんで醤油顔からバター顔にしちゃったんですかねえ。私、藤色の髪の白河顔グラ大好きだったので(何度も言いますが襲いたくなるくらい大好物です)、まあ、その、何?苦労が顔に滲み出ているように見えて、不憫だな……と思っちゃうんですよね、今の顔グラ。
で、残りの4割はこの話し方(論理展開)にあると思うんですよ。無印第四次までのシュウって言葉数が少ないのがいい方向に作用していて、ここぞというときの理屈が光るキャラだったと思うんですよね。
それが爆発したのが第四次の「特異点、崩壊」じゃないですか。「特異点の位相をずらして事象を収束させる」なんてまるで言っていることの意味がわからない!わからないけどすげーこと言ってるな! と思わせる力があった!あれは「そこに気付けるだけの頭脳を持っている男なんだ」なって、シュウを認識させるさせてあまりある物凄いシナリオだった訳ですよ。
ところが魔装機神に入ってからは基本的世界観がオカルティックなものですから、シュウの持ち味である超理系超理論の出番がないじゃないですか。しかも精神的成熟を求める世界に住んでいる割には、正直、シュウ(というより製作陣)はそちら系にあまり詳しくなさそうなんですよ。だから長台詞を話させると、そこが透けて見えてしまって、あれれ?って感じになっちゃう。
理系ギフテッド×精神的成熟を求める社会=ヴィトゲンシュタイン
などという悪魔の囁きが聴こえてきたんですが、そういうことでもあると思うんですよね。もしくは東野圭吾の「超・殺人事件」でいいんですよ!事実の羅列でいいんです!言っている意味が一ミリもわからない内容になっても、私が見たい白河愁はそれなんです。彼がギフテッドであることに説得力を持たせて欲しいんですよ。